3年連続で乾燥した年が続き、収穫のタイミングが難しかったが、結果的には凝縮し良いバランスのブドウが採れた。畑はスレート土壌と花崗岩でボディとミネラルを与える。グルナッシュは600Lの樽で熟成することでフレッシュな果実の風味を維持するようにした。カベルネソーヴィニョンはフレンチオークの新樽で熟成。その他の品種は2年目、3年目のフレンチオークと2500Lの大樽で熟成。トータルの熟成期間は12か月。2236樽をセレクトして瓶詰め。熟したプラム、ブラックチェリー、赤系果実、黒系果実、ブラックオリーブ、ココア、ミント、スパイスなど複雑な香り。フレッシュで心地良い酸味、凝縮した豊かな果実味、渋みは細やかで洗練されている。しっかりしたボディで、リッチでなめらかなタッチ。複雑でそれぞれの品種がバランス良く調和された優れたワイン。

【ワイナリー名】 ブーケンハーツクルーフ
【ワイン名】 ザ・チョコレートブロック
【生産年】 2021
【ブドウ品種】 シラー 74%、グルナッシュ 10%、サンソー 8%、カベルネ・ソーヴィニョン 7％、ヴィオニエ 1%
【アルコール度数】 15%
【容量】 750 ml
【カテゴリ】 赤ワイン
【呼称】 Swartland
【生産国】 南アフリカ
【栽培・認証等】 無し

○ワイナリーについて
ブーケンハーツクルーフ社は、南アフリカを代表する「ワールドクラス」ワイン生産者。1776年設立。フランシュック地区で最も古く、かつ最も評価の高いワイナリー。ワイナリーの名前の由来は、「ブーケンハーツ」（現地の言葉、アフリカーンス語で「土着のブナの木」を意味する）から来ている。同ワイナリーのトップ・レンジのラベルには、この木で作られたケープ・オランダ様式の7つの椅子の絵が描かれている（当時はブナの木で様々な家具が作られた）。ブーケンハーツクルーフ社は2008年に、ロバートパーカーのワイン・バイヤーズ・ガイド（米国）、ワインレポート（欧州）の両方で南アフリカNo1ワイナリーに選ばれている。ワイナリーは、フランシュック地区の山々に囲まれた谷にあり、25haのブドウ畑を所有（シラーが中心）。畑の斜面はほとんどが東を向いており、日照時間が限られている為、ブドウの生育が非常に遅く、長い期間を経て成熟される理想的な環境。現在はオーガニック栽培に移行中。