2021年はステレンボッシュの多くの生産者にとって素晴らしいヴィンテージとなった。冬から成熟期にかけては、過去3年のヴィンテージよりも冷涼な気候で、ブドウはより低い糖度で熟し、より自然な酸を持った。また、気温が低かったため、成熟期のシュナン・ブランのよりデリケートな風味が保たれた。このワインは2つのシュナン・ブランの畑から収穫されたブドウを使用。1つはワイナリーのあるステレンボッシュの畑で、もう1つはスワートランド地区にある畑。ステレンボッシュのワインはステンレスタンクで、スワートランドのワインはフレンチオーク樽で発酵。果実味とアロマの特徴を引き出すため、それぞれ異なる酵母を使用している。ココアヒル シュナン・ブランはフレッシュで果実が主体のアプローチを目指している。白桃、洋ナシ、青リンゴのアロマを感じ。柔らかな酸と共に凝縮した余韻が残る。

【ワイナリー名】 ドルニエ
【ワイン名】 ココアヒル・シュナンブラン
【生産年】 2020
【ブドウ品種】
【アルコール度数】 14.0%
【容量】 750 ml
【カテゴリ】 白ワイン
【呼称】 Stellenbosch
【生産国】 南アフリカ
【栽培・認証等】 無し

○ワイナリーについて
ドルニエは、ステレンボッシュのブラウクリッペン・ヴァレー上流のゴールデン・トライアングル地域に位置する家族経営のワイナリー。ドルニエが最も重視しているのは、最小限の介入で、ゴールデン・トライアングルのユニークなテロワールを表現し、ドルニエに植えられている高貴な葡萄品種の複雑さと繊細さを表す最高品質のワインを造ること。ドルニエは、伝統に対して敬意を払いつつ、品質のための革新を恐れず挑戦することを重視している。

Upper Blaauwklippen Valley にある Keerweder、Groenkloof、Heldemeer、Stellenrust（ホームステッド）の4つの地域に畑を所有しており、特にステレンラストにはハーバート・ベーカー卿が設計した歴史あるホームステッドや1600年代末にステレンボッシュで初めて建設されたワインセラーの1つが今でも残っている。

ドルニエは数ある南アフリカワインの中でも「新世界ワインの常識を覆すワイン」と称されるほど「最も繊細で美しいエレガントなワイン」を生産する代表的なワイナリーで、2004年末のデビューから短期間で授賞したメダルや賞の数は多数。世界中で高く評価されている。