シーズン中の降雨量は多かったものの、過去3年間の旱魃の持ち越しがこのヴィンテージに現れている。その結果、収穫量は少なかったが、高品質であった。水不足は比較的少なかったが、涼しい気候が果粒を小さくし、灌漑の必要性は少なかった。コンクリートのオープンタンクで5日間発酵。発酵中は2時間毎に浮き上がった果皮を手作業でパンチダウン。マロラクティック発酵後、225Lのフランス産ネーヴェルオークの新樽100%で24ヶ月間熟成。フレッシュなハーブ、土、鉛筆の芯、ナツメグ、ブーケガルニ、杉、赤と黒の果実の複雑な香り。クラシックで洗練された、エレガントな構造を持ったワインです。 タンニンは緻密で、フレンチオークの新樽100％にも負けない果実のしっかりしたパワーがオークの風味を受け止め、バランス良く仕上がっている。南アフリカを代表するトップレベルの、また、ワールドクラスのボルドー・ブレンドの1本。

【ワイナリー名】 カノンコップ
【ワイン名】 ポールサウアー
【生産年】 2019
【ブドウ品種】 カベルネソーヴィニヨン 75％、カベルネフラン 14％、メルロー 11％
【アルコール度数】 13.0%
【容量】 750 ml
【カテゴリ】 赤ワイン
【呼称】 Stellenbosch
【生産国】 南アフリカ
【栽培・認証等】 無し

○ワイナリーについて
1910年設立の4代目家族。ステレンボシュ・シモンスバーグ山脈の麓に125haを所有（ブドウ畑は100ha）。このシモンズバーグ山脈周辺は「南アフリカの赤ワイン地帯」と呼ばれグレネリー、ラステンバーグなどのトップワイナリーが名を連ねている。その「赤ワイン地帯」の中で確固たる不動の地位を築いた赤ワインメーカーがこのカノンコップ。世界最大級のワイン評価大会IWSCなど主に、1990年代から最優秀賞を受賞するなど南アフリカワインの品質の高さを世界に知らしめたパイオニア的な存在のワイナリー。