生産量84,000本。涼しい夜間と早朝に手摘みする。フリーラン・ジュース(1トンあたりで約500リットル)のみを使用。ステンレスタンクで低温発酵。その後マロラクティック発酵(MLF)。瓶詰め後、地下セラーで瓶内2次発酵(約3ヶ月)。そのまま熟成。手動による動瓶(ルミュアージュ)。ビスケットや桃のような香りを持ち、上品でクリーミーな口あたり。フィニッシュは爽やか。持続性のある綺麗で柔らかな泡。シャンパーニュと間違うような香りと品質は泡ファンに是非飲んでもらいたい。シャンパーニュ・ファンにも満足できるリーズナブルな本格派スパークリング。
【ワイナリー名】 クローヌ Krone
【ワイン名】 ボレアリス ブリュット Borealis Brut
【生産年】 2022
【ブドウ品種】 シャルドネ79%、ピノ・ノワール21%
【アルコール度数】 11.5%
【カテゴリ】 スパークリング
【呼称】 Western Cape
【生産国】 南アフリカ
【栽培・認証等】
○ワイナリーについて
ケープタウンから北東へ向かうとトゥルバッハ地区がある。ワイナリー、クローヌ(トウェー・ヤンガ・ゲゼレン)は、この地区にあり、家族経営としてはこの地区で最も古く、南アフリカ全体でも2番目に古いという伝統的な家族クローヌ家が運営している。トウェー・ヤンガ・ゲゼレンとは難しい名前だが、「二人の若い独身男達」という意味で二人の若者によって始まった。クローヌは、南アフリカワイン業界でも沢山の革新的手法でパイオニア的な存在として知られている。1950年代に低温発酵を導入、1985年にはナイト・ハーベスト(夜間収穫)を導入、1991年に酸化防止剤無添加のスパークリングをリリース、1995年にはフランス・シャンパーニュのマム(Mumm)社と提携。他にも地下セラーでスパークリングワインを生産するなど、今では他社も導入しているが、南アフリカでは全て初めての試みだった。現在は雇用創出のためと、できるだけ機械を使わず、手作りにこだわっている。