自社畑のビオディナミ農法で育てられたブドウを畑でセレクションし、また、セラーでも更に一粒一粒セレクションし、ベストのブドウだけを使用。ブドウは発酵用のコンクリートタンクで、その後フレンチオークに移して18か月熟成(新樽30%、2年目、3年目の樽70%使用)。カシス、黒系果実、スパイス、タバコの葉、鉛筆の芯などミネラリーな香り。フレッシュで心地良い酸、凝縮した果実味、はっきりとした輪郭のボディ。細やかでしっかりとした渋みを感じるが、口あたりはなめらか。複雑味もあり、バランス良くまとまっている。余韻も長い。ステレンボシュの中でも冷涼感を感じるポカドライ小地区のクラシックなボルドー・スタイル。
【ワイナリー名】 ライナカ
【ワイン名】 コーナーストーン
【生産年】 2019
【ブドウ品種】 カベルネ・フラン 75%、カベルネ・ソーヴィニョン 25%
【アルコール度数】 13.5%
【容量】 750 ml
【カテゴリ】 赤ワイン
【呼称】 Stellenbosch
【生産国】 南アフリカ
【栽培・認証等】 ビオディナミ
○ワイナリーについて
ステレンボシュの南西、フォルス湾から数キロメートルという冷涼で、ステレンボシュの街やフォルス湾が見渡せる標高250-350mの小高い丘にある(20ha)。畑は海からの冷涼な風が通り、斜面は北、東、南方向にある。土壌は古い砂岩質で、表面には花崗岩や粘土もある。ブドウの樹齢は古く、約40年。1998年に現在のオーナー、ヨハン・ライナカが母親から農園を引き継ぎ、徐々にオーガニック、ビオディナミ農法に変更していった。2004年、南アフリカで最初のビオディナミ・ワイナリーとして認証を取得。ヨハンは、南アフリカ・ワイン業界のビオディナミ農法の第一人者で、ストイックで哲学者のような人柄。「科学的な物を使用している限り、ワインで本当のテロワールは表現できない。土が活き活きとしてこそ、ワインからテロワールを感じることが出来る。」と。